第14話: みらい先生 初日の“やらかし”を指摘する

OPEN初日の夜
ひよこ社長はふとスマホを見る

みらい先生からメッセージが届いていた

「OPEN初日おつかれさまでした
いいスタートでしたね
でも 初日のお話で“いくつか気になるところ”がありました」

ひよこ社長は
少し身構えながら返信する

「ん? 何か問題あった?」

すぐに電話がかかってきた

🕐 やらかしその1:始業時間前に働かせたこと

みらい先生

「一つ目は“始業時間前に働かせてしまった件”です」

「山田さんが15分前に来ちゃったから
せっかくだし早く仕事を覚えてもらおうと思って…」

ひよこ社長
みらい先生

「その感覚は理解できますが、始業時間前に作業をさせてはいけません
“始業前であっても仕事の説明をしたり、作業させた時間”は
労働した時間としてカウントしなければなりません」

「え だってつい…
たった15分だし…」

「本人もやる気だったし…」

ひよこ社長
みらい先生

「本人がOKでも実際に作業をしたり説明を受けている時間は労働時間です」


「そして、15分程度の労働時間を端数として切り捨てていいと勘違いしている事業主も多いのですが、
労働時間は原則1分単位で計算が必要なんです」

「じゃあ早くスタッフが来ちゃった場合はどうすれば…?」

ひよこ社長
みらい先生

「早出分の給料を払って働いてもらうこともできますが、
現実的には始業時間までは何もさせずに、自由にしていてもらえばいいでしょう」

☕ やらかしその2:休憩中に電話番をさせてしまったこと

みらい先生

「二つ目は“休憩中の電話対応”です」


「外出しないならいいかなと思って
電話出てって言ったんだけど…」

「まぁ実際電話なんてかかってこなかったし問題ないでしょ」

ひよこ社長
みらい先生

「労働から完全に解放した時間でないと“休憩” と認められません
“電話がかかってきたら電話に出てね”
これは ”待機”している状態です
結果として休憩になっているとは認められません」

「まじか…
でも本人も“全然OK”って言ってたんだよ」

ひよこ社長
みらい先生

「現場の声と労働の実態は別です
”本人がいいって言ってるから”というのが一番危険なんですよ」

「サービス残業などの問題もまさにこれが原因です」


🕓 やらかしその3:勤怠管理をしっかりやらなかったこと

みらい先生

「山田さんや田中さんの出退勤時間をちゃんと記録しましたか?」

「まだタイムカードとか打刻するものも用意してないし…
出勤 退勤 時間も決まってるから別に問題ないでしょ」

ひよこ社長
みらい先生

「なるほど…
どうやらこれが今回いちばん大きな問題ですね」


「“勤怠管理が曖昧” だと、あとでトラブルになる可能性が高いです」

「そんな大げさな…」

ひよこ社長
みらい先生

「勤怠管理は事業主に義務として課せられているものです
単に“時間が分かっていればいい”という話ではありません」

「確かに…
でも 初日だったし“あとで整理すればいいか”って思ってたんだけど」

「実際はどうやって管理すればいい?」

ひよこ社長


みらい先生

「実務上は“法定3帳簿”というものがポイントになります」

「ほーてーさんちょーぼ?」

ひよこ社長
みらい先生

「スタッフを雇った場合に作成が義務付けられている
”労働者名簿・賃金台帳・出勤簿”を併せて、法定3帳簿と呼び、記載すべき事項や保存期間がそれぞれ法令で定められています」


📘 次回予告

みらい先生

「次回はその“法定3帳簿”について詳しく解説します
初日のやらかしを今後防ぐためにもここはしっかり押さえておきましょう」

「…法定3帳簿か
言われたことはやってたつもりだったけど
まだ足りないんだな…」

ひよこ社長


🧾 まとめ

始業前の説明・作業は労働時間

休憩中の電話対応は休憩にならない可能性

勤怠管理は“わかってるからOK”ではダメ

▶ 次回

第15話:法定3帳簿って何?
勤怠管理の基本と実務対応

当ブログは社会保険労務士監修のもと、一部AIによって執筆・構成されています
→ [運営者情報はこちら]

-開業ストーリー