求人を出し、応募が来始めたぴよぴよリサイクル
テンションが上がっているひよこ社長のところに、みらい先生から連絡が…
✅ 面接前の“ひよこ社長あるある”
「先生!応募が来たから、さっそく面接やる!」

電話口から元気な声が聞こえる
でも、みらい先生は少し間を置いて言った

「その前に“面接でやっちゃダメなこと”を一度整理しましょう」
「え、やっちゃダメなことなんてそんなにあるの?」


「めちゃくちゃあります!」
これは面接する企業側が気づきにくい落とし穴…
✅ 面接の目的は“選別ではなく適正判断”

「まず最初に誤解しないでほしいのですが、面接は“好き嫌いで選ぶ場”ではありません」
「それはなんとなくわかるけど…
具体的に何を見るの?」


「“仕事内容と条件にマッチするかどうか”です
例えば小売の接客なら、人と話すことが苦じゃないか
レジ作業ができるか
店舗の営業時間帯で働けるか
そういう“仕事に必要な適性”を見る場と考えましょう」
ひよこ社長、こくこくとうなずく
✅ では本題「面接で聞いてはいけないこと」

「ここが一番重要です。法律に直接書いてある項目ではないですが、厚生労働省の指針で“聞くとアウト”とされる項目です」
みらい先生が資料を見せる
そこには“本人の努力ではどうにもならない事項”や“家庭事情”等がずらりと並んでいた
📌 面接で聞いてはいけない代表項目一覧
【本人に責任のない事項】
- 本籍・出生地に関すること
- 家族に関すること(職業、続柄、健康、病歴、地位、学歴、収入、資産など)
- 住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近隣の施設など)
- 生活環境・家庭環境などに関すること
【本来自由であるべき事項(思想・信条にかかわること)】
- 宗教に関すること
- 支持政党に関すること
- 人生観、生活信条などに関すること
- 尊敬する人物に関すること
- 思想に関すること
- 労働組合(加入状況や活動歴など)、学生運動などの社会運動に関すること
- 購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること
「え…こんなに聞いちゃダメなの?
面接で話すことなくならない?」


「それだけじゃありません。面接で聞いてはいけないことの他に、身元調査や必要性のない健康診断などの実施は不適切であるとされています」
ひよこ社長、素直に驚く
身元調査をすることはNGとされていますが、「犯罪歴」を聞くことは問題ありません。こちらが聞かなければ、相手は答える必要はありませんが、うその回答は経歴詐称となります
採用してから犯罪歴を理由に解雇するのは不当解雇に該当する可能性があるので、面接で聞かない場合でも、履歴書や提出書類に「賞罰欄」を設けて応募者に申告させるのがおススメです
✅ 聞いてはいけないこと → 聞くべきことに置き換える

「でも安心してください。聞くべきポイントははっきりしています」
✅ 採用要件に合致するかどうかの“職務適性”
- 接客経験の有無
- レジやPC操作ができるか
- 重い荷物の運搬はできるか(業務要件に基づくもの)
- シフトの希望
- 土日祝勤務の可否
- 勤務地の希望(転勤がある場合は必須)
✅ 労働時間・契約条件について確かめる質問
- 平日と休日の希望
- 扶養内で働きたいか
- 契約期間の希望(短期か長期か)

「つまり、“仕事と条件に必要な情報”だけを聞く
それ以外は意図せず差別になる、と覚えてください」
✅ 面接の進め方(短くてもOK)
みらい先生が、簡単な流れをホワイトボードに書いた
- 会社説明(5分)
→ 仕事内容、シフト、店舗の雰囲気など - 応募者の話を聞く(10分)
→ 職務経験、働ける時間帯、希望条件 - 確認事項(5分)
→ 曜日、時間、期間のすり合わせ - 逆質問(5分)
- 合否連絡の方法と期限を伝える

「これだけで面接は成立します。凝ったことをする必要はありません」
「なるほど、これなら迷わずできそう!」

✅ まとめ
面接は企業が“選び放題”で質問していい場ではない
むしろ制限がある場
ひよこ社長のような小規模事業であっても、聞いてはいけない質問は大手と同じ
逆に、ここを守っていれば後のトラブルはぐっと減る
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